病気について

2022/04/04 |
犬の膝蓋骨内方脱臼

犬の膝蓋骨内方脱臼について

膝蓋骨(膝のお皿)は大腿骨(太ももの骨)の溝にはまっており、滑車の役割をすることで膝の曲げ伸ばし運動を効率良く行い、膝の曲げ伸ばしを滑らかにする役割をしています。

膝蓋骨が大腿骨の溝から脱臼することを膝蓋骨脱臼といいます。

 

犬の膝蓋骨脱臼は、先天性(生まれつき)や成長性疾患(骨や筋肉の成長によるバランスの乱れ)がほとんどで、内方脱臼が多く、小型犬に好発し、若齢の発症(3歳以下)が多いです。

膝蓋骨が脱臼するとうまく曲げ伸ばしが出来ないことや、脱臼した際に痛みが発生してスキップのような歩き方、後ろ足の挙上などが見られます。

左膝蓋骨内方脱臼による歩行障害

 

膝蓋骨脱臼のグレード分類

グレード1
通常の歩行時に脱臼することはマレで、指で押すと脱臼し、指を離すと脱臼が整復される。

グレード2
安易に脱臼するが、膝関節の屈伸により自然に脱臼が整復される。

グレード3
常に脱臼しており、指で押すと整復されるが、指を離すと脱臼する。

グレード4
常に脱臼しており、指で押しても整復不可能、膝の曲げ伸ばしが上手くいかない。

 

治療
保存療法(痛み止めで様子をみる)と手術があります。
治療方針は・症状・年齢・脱臼グレードを総合して決定します。
統一された治療方針は無く、治療方針や手術方法は専門施設の先生でもそれぞれです。
当院では・痛みが続く・歩行障害がある・若齢でグレードが進行しそうな場合に手術を検討することが多いです。

 

当院での手術
・縫工筋、内側広筋の分離
・内側支帯の開放
・大腿骨滑車溝ブロック形成術
・脛骨粗面転移術

上記の術式を組み合わせて膝蓋骨を正常な位置に戻し、脱臼しないようにします。入院は包帯を巻き4〜7日程になることが多いです。術後1ヶ月は安静にしてもらい、徐々に運動制限を解除していきます。

術前           術後                          術後包帯

 

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