腫瘍
2025/05/15 |
犬の口腔メラノーマ(口腔内悪性黒色腫)
犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)について
犬の口腔悪性腫瘍の中で一番多く、悪性度の高い腫瘍(がん)です。
放置しておくと急速に増大し、食事が取れなくなったりして衰弱していきます。
無治療の場合平均生存期間は65日とされています。
診断
腫瘤を針生検や組織生検により確定診断します。
レントゲンやCT検査によりステージ分類や腫瘍の浸潤を評価します。
治療
転移率が高く、根治は難しいですが、
手術や放射線治療により口の痛みや不快感をとることができ、がんのステージによっては、年単位の生存も可能です。
症例によっては急速に進行し肺転移を起こしてしまう場合もあります。
免疫治療薬などが選択されることがあります。
チワワ 12歳
顎が腫れているとの主訴で来院されました。
歯茎に腫瘤(赤丸)を認め、病理検査に出し悪性黒色腫(メラノーマ)と診断されました。
左下顎片側全切除&リンパ節切除を実施
術後の外観は舌が出たままになってしまうことが多いです。
ほとんどの場合は術後すぐに自力で食べれることが多いです。
稀に食事のサポートが必要となることもあるようです。
お気軽にご相談ください。
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